東野圭吾2
休みなのに早起きをしたトクナガです。
昨晩読み終わった『名探偵の呪縛』
いやあ~~よかったです。
久しぶりに小説に引きこまれました。
その前に読みました『名探偵の掟』の続編かと思って読み始めましたが、主人公と相棒が同じだけで、本質は違います。
『名探偵の掟』はいたってバカバカしく、笑いながら読みました。
その流れで『名探偵の呪縛』を読み始めたら~
とっつきからして違う。
なにしろ主人公の天下一大五郎(探偵)がなんと!…作者自身(東野圭吾)がなってしまうのだから。
それも序章において、上手く作者が小説内の人物と徐々に入れ替わってしまう。
そして本編は『名探偵の掟』と同じく、天下一探偵が殺人事件が起きるたびにトリックを見抜き、犯人をあてていく。
ミステリー小説ではあるが、最後の終章にかかると何か胸に訴えるものがある。
東野圭吾自身、ミステリー小説『放課後』でデビューしたが、その後悩んだに違いない。
ミステリーのままでいいのか?他のジャンルに移行した方がいいのか?
そんな葛藤を自身が天下一になることにより、初心に帰ったと思えた。
これは小説なのか、エッセイなのか、最後の最後で考えさせられる作品だ。
次は『使命と魂のリミット』を読もう。
その後『流星の絆』だな。
『流星の絆』は単行本を買っていながら読んでなかったよ。
これってTVドラマでやってたから、その間読む気にならなかったのだ。
読書ってやっぱり良いと思うトクナガなのでした。
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