感想:白銀ジャック
ネタバレなので読書の方は気をつけて…トクナガです。
東野圭吾の白銀ジャック。
深夜に読み終わりました。
こんなんあり?
つ~か、こんなことっていくらなんでも事件にならずに済む~?
とりあえず死者は出なかったけど(爆破による死者ね。展開内では出てきます)、会社ぐるみどころか、町ぐるみ、役所ぐるみでスキー場をひとつ爆破するか?
私はスキーもスノボーもウィンタースポーツはやりませんが、人気のあるコースとそうでないコースがあるのは想像がつきます。
人気のないコースも含めて、ひとつの運営体にしなければならないって契約もありかな?とも思います。
その人気のないコースがお荷物なので、スキー場の売買に影響が生じるってのもなんとなくわかります。
だからと言って、そのお荷物コースを爆破するか?
雪崩は小規模で済んだようですが、小説内では実際に爆破までしたわけで…
コースの買い手の会社会長夫妻も、上手い具合にスキー場に登場させている。
その買い手先は不人気コースも合わせて買うこととした。
そう。不人気コースだってやりようによっては、利益を出すように運営できるのでは?
爆破を企てた会社・町・警察・消防等の組織全てが、常人でないと感じてしまう。
スキー場の従業員(管理してる人達)が、ちょっとした探偵の役割をしている。
従業員VS会社経営者の構図がもう少しあってもいいかな?
↑まったくなかったわけではないが。
締めの箇所ではちょっとしたラブロマンスまで…
↑必要でしたかね?
と言うわけで、小説としては面白いです。
ストーリーは、スキー・スノボー好きならこの季節、読みたくなるかな。
展開は…まあ、小説なんだからオッケーってことで。
私個人としては、ある人物の誘拐事件の方が自然でよかったかなあ?とか思います。
東野圭吾作の期待は裏切ってないです。
今日からは『流星の絆』をやっと読もうと思うようになりました。
これってTVドラマでやったので、内容を忘れた頃に読もうかと思ってたんですね。
東野圭吾作品はこれで買い溜めがなくなったトクナガなのでした。
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