パリが大変らしい…トクナガです。
「パリは燃えているか」
いささか不謹慎だが、これが現実になった。
この映画はヒットラーがナチス軍をフランスへ侵攻させ、パリを破壊させる命令を出したが、軍を率いた将軍は世界的な都パリを破壊することはしない。焦りだしたヒットラーが専用電話で叫んだ&問いただした彼の台詞…らしい。
それが昨日現実となった。
ノートルダム大聖堂が燃え落ちた。
どうやら屋根の改修工事をしていたらしい。
元の姿はこうだ。
これは正面の立面。
この面をよく覚えておいて欲しい。
理由は後述します。
横から見るとこう。
これがこのように燃えた。
屋根の尖塔付近の燃え方が激しい。
これを見ると、屋根部分は木造なんですね。
構造はこうなっているらしい。
有名なステンドグラス
ギリシャのアクロポリスなんかも今ではこんな姿ですが、、、
元々は木造の屋根があったんでしょうね。
火災かどうかは別にして木材が朽ちて落ちてしまった。
残ったのは石造のみ。
ノートルダムもここまでではないが屋根部分は落ちてしまったようです。
世界的な建築の損失が生じてしまいました。
残念でなりません。
このノートルダム大聖堂のファサードを取り入れて設計されたのが、東京都庁第一庁舎です。
丹下健三の設計です。
彼が何故このデザインを採用したのかは不明ですが、今では東京の名所にもなっています。
この隣に第二庁舎、そして向かい側に議会議事堂棟がある。
昔まだ私が20代の頃、よく都庁に行っていました。
何故なら東京都の仕事を受注していたので。
しかしその頃都庁は丸の内にありまして、徒歩10分以内で行けました。
丸の内と言っても有楽町駅前です。
しかも、私が行っていたのは第三庁舎なので線路のこちら(東南側)にありました。
第一庁舎のみ線路の向こう側(西北側)で、現在「東京国際フォーラム」が建っています。
この頃都庁舎は分散して建っていて、私の知る限り、第8庁舎までありました。
この老朽化、分散化した都庁舎を建替える目的で、今の新宿に新しい都庁舎が建設されたのです。
ここで目的の一つに注目してください。
「分散化」
これを解消する目的はどこにいった???
第一、第二、議会と、三つに分ける、、分散して建てる必要があったのか?
少なくとも第一と第二のどちらかに議会は入れられたろうに。
ちなみに丸の内にあった旧都庁舎の設計者も丹下健三です。
ん~、、、なにか臭うと思われても仕方ないです。
話がずれずれになりましたが、1345年に竣工したノートルダム大聖堂の大火災は痛手ですね。
日本みたいに30年程度で直ぐに建替える国、造っては壊しを繰り返す国とは違います。
まあ神社仏閣の一部は数百年の歴史がありますがね。
元に戻す修復に入ると思いますがフランスも意固地にならず、世界中の力を結集して欲しいですね。
まあ必要なのはニポンの宮大工とは違う技量だとは思いますが…
ちょっとだけ建築関係を書いてみたトクナガなのでした。
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